ネットショップ運営でおさえておきたい基本用語シリーズ第6回目。今回はら行の基本用語をお届けいたします。お届けしている基本用語は全てインプットしておいていただきたいものばかりなので、ぜひ一度ご覧になってください。
ECコンサルサービスでサポートをすることが多い広告関連のキーワードなどです。
リスティング広告
Yahoo! JAPAN やGoogleなどで、何らかのワードを検索します。すると、検索結果ページの固定された部分に、検索ワードに応じて、テキスト広告が表示されます。これはリスティング広告と呼ばれるサービスであり、検索ワードに連動して表示される動的な性質から「検索連動型広告」とも呼ばれています。Googleが提供する「Google AdWords」、Yahooが提供する「Yahoo!プロモーション広告」などがよく利用されるサービスです。対して、いわゆる通常の検索結果を示す部分は「自然検索」と呼ばれます。
リスティング広告と自然検索の違い
リスティング広告と自然検索のもっとも大きな違いは、その「恣意性=こちらの意図を結果に反映できるか」という点です。リスティング広告は「1回のクリックに対する料金」をオークション形式で決定します。つまり、「入札価格」が他社を上回れば、より上位に自分のサイトの広告を掲載することができるということになります。対して、自然検索は、各検索エンジンのランキングアルゴリズムによって順位が決まるため、結果に対する影響力はリスティング広告に対して著しく下がります。よって、検索順位がなるべく上位にくるための特別な対策=SEO対策が必要となります。
リスティング広告のコツは「
ネットショップ運営で押さえておきたいリスティング広告のコツ」をご覧ください。
リファラー
リファラーとは、リンクをクリックして別のページに移動したときの、リンク元のページを指す言葉です。Webサーバのアクセスログに記録されており、これを分析することで、訪問者がどのサイトからきたのか、また、サイト内でどのように動いたのかを知ることができます。Web広告において、その費用対効果の解析、すなわちどのサイトに掲載した広告にどのような効果があったのかを調査する際には必須となる項目といえます。
リターゲティング広告
広告主のサイトを訪問済みのユーザーを識別し、再訪を促すような広告を配信するサービスです。一度サイトを訪問してくれたユーザーに対して、別サイトを見ているときであっても「追いかけて」広告を表示するという特徴から「追跡広告」とも呼ばれます。非常に効果の高い手法ですが、やりすぎると逆に敬遠されてしまう危険性もあります。
リタゲの活用方法は「
ECサイトのリターゲティング広告活用法」をご覧ください。
ロングテール
「ロングテール」は、売り上げの8割を占める2割の商品に集中投資することで売り上げの拡大をはかる従来の発想を転換し、インターネットを利用することで、販売数の少ない商品であっても、幅広く種類をそろえてそこに顧客を誘導し、売上げを拡大する販売手法の1つです。
まず、縦軸に販売数をとり、横軸に商品の品目を、販売実績の高いものから順に左から並べて商品の売り上げのグラフをつくってみます。すると、左側から急な曲線を描いて下降していき、その後は右側にいくにつれてなだらかに長く伸びるグラフが描かれます。このグラフの右側部分、すなわち販売数の低い品目を表す部分が恐竜の尻尾=tailのような形状をしていることから「ロングテール」と呼称されるようになりました。 現実に店舗を構える従来型の販売店では、物理的制約から売上げ成績の良い商品を中心に店頭へ並べます。しかし、ネット販売の場合、まず実店舗とちがって物理的制約からある程度自由である点、そして検索機能が発達しているという点から、ユーザーが容易にマイナー商品にたどりつくことができます。ネット通販の世界ではこの「シッポ」の部分の売り上げを上昇させることが、大きな収益を生むとして注目を集めています。