今回は
ECコンサルを行っている中でも質問や相談をいただくことが多い、楽天のサーチワード広告とCPC広告に関してです。そもそもどのような違いがあるのか、どのような時にどちらをどのように活用するのがいいのでしょうか。
<2016年4月追記>------------
2016年の3月2日までの広告を最後に楽天サーチワード広告は廃止となり、現在の楽天検索結果画面にでる広告はCPCのみとなっています。詳しくは
楽天CPC広告の変更点とECコンサルがよく聞かれる質問をご覧ください。
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楽天サーチワード広告とCPC広告とは
どちらも楽天の検索結果に表示される広告で、それぞれ価格や表示に関する条件が違いますのでそれぞれみていきましょう。
1. サーチワード広告
掲載期間:2週間単位
費用:キーワードごとの固定額
掲載範囲:検索結果上部5枠(PC)、6枠(スマホ)
※掲載範囲はサーチワードもCPCも同じ領域ですが、サーチワードが優先されます。たとえば、上部4枠がサーチワード広告で販売されている場合、CPC広告に関しては1枠にしか出せません。
完全一致と部分一致:選択可能
※部分一致というのは、部分的にキーワードが一致していると表示されるということです。たとえば、「ミネラルウオーター」を部分一致で入稿した場合、「ミネラルウオーター 350ml」でも検索に引っかかる状態です。完全一致であれば、引っかからなくなります。
リンク先:ショップのトップページ、カテゴリページ、商品ページなど個別に指定可能
2. CPC広告
掲載期間:リアルタイム
※リアルタイムで入札になります。そのため、出稿停止もリアルタイムで可能です。
費用:キーワードごとに50円~のものと100円~の入札制の2パターン
(1)50円~のCPC広告
キーワードは楽天側が商品に関連すると思われるものを考えて(自動)、出稿されます。
(2)100円~のCPC広告
キーワードを自身で選択して出稿します。
掲載範囲:検索結果上部5枠(PC)、6枠(スマホ)
※サーチワードの残り枠
リンク先:商品ページ
メリットとデメリット、使い分けは?
では、それぞれのメリットとデメリットに関して、それを理解したうえでの使い方はどのようにすればいいのでしょうか?
まずは効果検証
メリットデメリットの把握も重要ですが、固定費と入札制の比較になりますので、費用対効果は当然キーワードによって異なります。そのため、両方での効果測定を実施されることをおすすめします。出稿する商品を絞り込み、同じキーワードに対しての広告出稿期間のアクセス数の増加と費用から1誘導あたりの金額を想定し、費用対効果をそれぞれ計測しましょう。
サーチワードのメリットとデメリット
メリット
サーチワードは楽天にっとては「まとめ売り」ですので、CPC広告よりは安くなる傾向にあります。たまに半額での購入などもあったりします。
※もちろん、キーワードにはよりますので効果検証は必要です。
また、広告枠に関してはサーチワードの方が優先されて表示されるため、ボリュームが出やすくなります。
デメリット
広告が2週間単位で出稿中に変更ができないため、在庫が切れやすい商品へ飛ばすことができません。また、広告文なども変更できないため、出稿中のチューニングはできません。
CPC広告のメリットとデメリット
メリット
広告の内容のチューニングをリアルタイムで行え、出稿期間も自由ですので、楽天の企画時だけに打つなど、出しわけが柔軟に位可能です。
デメリット
掲載枠の少なさからボリュームが出ない可能性があります。また、商品ページ以外には飛ばすことができません。
使うときの注意
商品のジャンルやそれに伴うキーワードによって、それぞれのメリットデメリットが変化しますので、両方ためして費用対効果の測定をするのが必須ですが、楽天の企画中ではアクセス数が急増することで、誘導数が増加することがあります。そのため、CPC広告では予算が一気にはけてしまうなどのこともありますので、効果検証の時期は気をつけましょう。
効果に関しては
楽天CPCの費用対効果は?をご確認ください。また、
楽天の広告の費用対効果計測方法は?では費用対効果の図り方に関しての記事も書いておりますので、是非ご覧ください。
Hameeコンサルティングでは、
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