楽天CPCに関する質問や運用のご依頼などは楽天のECコンサルを行う中で非常に多くいただきます。今回は楽天CPC広告の基本に関して記載します。
楽天CPC広告とは?
楽天の検索結果上部にでる広告です。現在3枠となっており、1クリックごとに広告費がかかるCPC型の広告です。
1クリックは50円(楽天側の値引きキャンペーン時はもっと下がることもあり)から出稿が可能で、表示は入札制になります。
楽天サーチワード広告が停止になり楽天CPC広告が再開
ご存じの方も多いかと思いますが、2015年の10月の末ころに楽天CPC広告が停止となり、楽天サーチワード広告のみとなっておりましたが、2016年の2月1日に楽天CPC広告が再開しました。
また、2016年の3月2日までの広告を最後に楽天サーチワード広告は廃止となり、現在の楽天検索結果画面にでる広告はCPCのみとなっています。
2015年の10月にまでにあったCPCとは若干ことなり、下記の様になっています。
また、サーチワード広告がなくなった影響で広告の枠数も3つのみとなっており、通常の検索結果へのアクセス数増加が見込まれますので、
楽天SEOへの注力はより重要になってくるでしょう。
ECコンサルがよく聞かれる楽天CPC広告に関しての質問
ECコンサルを行っている中で、広告CPC広告に関して下記のような質問をつけることが多いため、記載させていただきます。
(1)キーワードマッチとコンテンツマッチは何が違うの?
広告が表示される場所が違います。キーワードマッチは基本的には検索結果への掲載ですが、コンテンツマッチの場合は特集ページやカテゴリページなどの検索結果以外のページにも表示されます。
(2)自動のキーワードと手動のキーワードとは?
楽天側で商品名やキャッチコピー、商品説明文などからキーワードを判断して自動で各キーワードに出稿される自動キーワードはCPC50円から(キャンペーン時は40円になったりもします。)で、自分でキーワードを指定する手動キーワードはCPC100円からです。商品や競合状況によって最適な方がことなりますので、使い分けが必要です。
(3)チューニングって何をするの?
いくつかありますが、まず重要なのが除外キーワードの設定です。
楽天CPCでは、上記で記載したように、商品名やキャッチコピー、説明文などの商品のデータから関連度の高いキーワードに楽天側で自動キーワードでの配信があります。この配信ロジックも100%精度が高いものではないため、購買につながりづらいキーワードで広告が表示され、クリックされてしまうことで無駄な広告費がかかることもあります。
そのため、特定のキーワードでは表示しないという除外キーワードの設定というものを行う必要があります。
(4)費用対効果はどうやってみるの?
楽天では経由別の売上を正確に計測することができません。
そのため、広告をかけている時期とかけていない時期のアクセス数、売上をしっかりと見て費用対効果の想定を行い、適切なキーワードや商品、バナーや広告文の最適化を図っていくことで効果を徐々に上げていきます。
楽天CPC広告をどのように活用していくべき?
楽天CPCは検索結果などに連動するため、楽天内の枠広告などとくらべると、転換率の高い誘導が多くなります。その反面、CPCは50円以上と高くなります。
また、GoogleやYahooなどの外部のリスティング広告と比べて、CPCは高くなりがちですが、転換率が高くなるという側面もあります。
楽天内外含めて広告は多くの種類があるため、過去に行っている広告を続けるのではなく、費用対効果を定点でしっかりと行い、楽天以外も含めて様々な広告の中からあうものを商材単位で探されることをお勧めします。
最近の楽天CPC広告は?
サーチワード広告がなくなってから、CPCが徐々に高くなってきており、費用対効果が合いづらくなってきたという声を聞くことが多くなりました。
楽天内の広告だけではなく、楽天外からの誘導施策に関しても今後は非常に重要になってくるでしょう。
また、広告をかけ続けなくてもいいように、楽天SEO(検索結果上位表示施策)を行っていくことも合わせて重要になります。
Hameeコンサルティングでは
楽天のECコンサルも行っており、その中で楽天CPC広告のサポートもさせていただいております。
お気軽にお問い合わせください。