多くのECサイトで、年明けから福袋販売合戦が開始されます。我々の
ECコンサルを行っているクライント様も福袋施策をがっつりと行っていただいております。ECサイトで売上を上げるうえで福袋をどのように活用していくのかに関して考えてみます。
福袋の市場規模
「福袋」の検索数
具体的な市場規模は不明確なので、今回はgoogleの検索数の推移をみてみました。
11月から一気に増加して、12月が約30万検索。1月は10万検索ちょっととなっています。
※1月は1月31日までのデータですので、日別でみると12月末~1月のあたまに集中していると想定されます。
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福袋検索数[/caption]
30万検索というキーワードの規模
30万検索というのは、多いの?少ないの?と分かりづらいかもしれませんので、いくつかのキーワードを出してみました。
ラーメンを超えるあたりで、非常に規模が大きいことが明確ですね。笑
2013年の各キーワード別検索数
ジャケット:2万7000検索
レディースファッション:4万5000検索
ヴィトン:13.5万検索
ラーメン:20万検索
つまり、何が言いたいのかというと、非常に大きな市場であり、ユーザーが検索をものすごくしているということです。
福袋のトレンド
福袋は数年前は中身がわからないものがいろいろはいっていて、選ぶという当たりはずれの要素が大きかったですが、近年は(特にECにおいては)中身が見える福袋や選べる福袋というものが多くなってきております。ECコンサルをさせていただいてるクライント様の7割くらいが中身の見える福袋を実施される予定です。
ただのセット販売やセールと一緒ですので、もはや本来の福袋ではない気もしますが、それでもかなり売れるところもあります。
ユーザーの入りは「中身が見えないけれども、かなりの確率で得をする」という認識で訪問し、「中身が見えて、且つ得だ」という商品をみれば、そちらに流れるのもわかる気がします。
また、ECサイトでは商品レビューというものがあり、店舗側はかなりそのレビューを気にする必要もあるため、あまりリスクが取れないという面もありますね。
特に楽天ではレビューの点数が低いと、商品がひっかからなくなったりもしますので。。
楽天での福袋活用
楽天においても12月から検索数が増加するため、是非福袋をやっていきたいところです。各社色々なやり方で商品を選べるように工夫しておりますので、「福袋」で検索してみてみると面白いかもしれません。
売上が大きくないうちは、ものすごく手間をかけることはできませんので、商品ページを1つだけ使うようなライトなものから実施しましょう。
ポイントはいくつかありますが、下記は最低限実施しましょう。
(1)非常に「得」な価格にする
ユーザーにとって、福袋=セールという認識です。セットにすることで、粗利率は大きく下げつつ、粗利額の確保をしましょう。
また、リピート率が高いジャンルの場合は、ここで利益をとらずに新規顧客の活用に徹して粗利額もみないのも1つの手です。
(2)楽天SEOを意識し、レビュー数をしっかりためるようにしておく
商品レビュー数がしっかりと蓄積するように、(来年も使えるように)
レビュー施策を行うこともお忘れなく。
(3)楽天SEOを意識し、商品名や商品説明文に「福袋」「2015」などのキーワードを入れ込む
(4)過去の購入者へのメルマガ送付
過去の購入者に福袋の訴求メルマガを送付して、アクセス数の最大化を図りましょう。
他社の商品を買う前に、事前告知などもうてるといいですね。
自社サイトでの福袋活用法
自社サイトにおいても基本的には楽天と似ています。
(1)(3)(4)を実施しましょう。
また、自社サイトだからこその施策として、できれば実施していきたいのが1年かけた「福袋」キーワードに向けたSEO対策です。
1年に一定の時期しかユーザーが検索しないキーワードに対して、大手はそこまでSEO対策をしていない傾向があります。
かなり長めの施策にはなりますが、自社サイトへのコンテンツマーケティングなどで福袋系キーワードのコンテンツ増加をしっかりと図って、
順位を上げておきたいところです。
Hameeコンサルティングでは
ECコンサルサービスにて無料で分析と戦略策定を行っております。
是非お気軽にお問い合わせください。