2015年の4月から徐々に始まってきたヤフーショッピング(Yahoo!ショッピング)の検索順位に影響を与えるPRオプションですが、活用はされていますでしょうか?今回は、PRオプションとはそもそも何なのか、どのように活用をすべきかなのかなどに関して記載をしていきます。
<2017年6月29日追記>
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2017年6月28日付けの朝日新聞にのPRオプションに関して、広告を広告とユーザーに認知させていないことに対して各種報道がなされております。
Yahoo側としては、サイトに下記の「おすすめ順」の記載をすることで一時対応をしつつ、次のアクションに関して策定中のようです。
サイト運営者にとって、PRオプションがなくなるのか、表記が変わるのかなど気になるところですが、もう少し様子を見る必要がありそうです
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まずはその前に、ヤフーショッピングの検索結果を決定する要素に関しておさらいです。
ヤフーショッピングでの検索結果を決定する要素
ヤフーショッピング(Yahoo!ショッピング)では、検索結果結果の要素が下記の4つで構成されているようです。(※日々ロジックが変わるため、あくまでも現時点での想定にはなりますので、ご了承ください。)
(1)キャッチコピーや商品名、商品説明文などの商品データ
(2)販売件数
(3)ポイント倍率
(4)他
今回、これらの要素とは別にでてきたものが
PRオプションというサービスになります。
ヤフーショッピングのPRオプションとは?
PRオプションとは、シンプルにいうと「成果報酬で料率を支払うと、ヤフーショッピング(yahoo!ショッピング)検索結果の上位に上がりやすくなるよ」というサービスです。表示先は現時点では、下記2つとなっております。
(1)検索結果+カテゴリリスト画面
(2)ショッピングトップ+季節販促ページなど様々なページに掲載
ヤフーショッピングにおける主導線は検索結果になりますので、それが一番のメリットです。
つまり、成果報酬で料率を支払うことで、検索結果の上位にでやすくなるというものです。表示位置は現状はアイテムマッチの下のようです。
PRオプションにかかる料率とは?
出店者が商品別または全商品に対して、0.1%刻みで1~15%の料率を設定できます。この料率が高いほどに表示されやすくなるということですね。料率は注文完了時点で計算され、売上に対して料率をかけた分が費用になります。
また、全商品を一律で設定しているときに、商品別設定を同時に行った場合、商品別の料率が優先されるとのことです。
PRオプションが使えない時は?
PRオプションは2015年12月時点では、全店舗が使えるサービスにはなっていないようです。売上の規模が月100万円以下の場合だと使えないケースが多いようです。そのため、現時点でPRオプションが使えていない店舗はまずは足元の売上増加から行っていく必要があります。
どのようにPRオプションを活用をしていくべき?
料率を上げて、上位に表示されることで、アクセス数が増加、それにより売上増加できるかがこのサービスを活用する主目的になります。つまり、料率をチューニングして、料率を変えた場合の順位やアクセス数の変化をリサーチし、最適なバランスを組みましょう。ただ、お勧めのやり方は集客用の商品をつくり、その商品をPRオプションで上位表示させて、まずは店舗へのアクセス増加を図ることをお勧めします。
PRオプションの活用注意点
ヤフーショッピング内の広告、アイテムマッチと違い、成果報酬ですのでリスクが少ないと思います。ただ、注意すべきなのは、全商品一律設定をしてしまったり、なんとなくで報酬を設定することで、現在よりも売上は出ているが利益が低下しているということが起きえます。
そうならないためには、下記の3つをしっかりと行っていく必要があります。
(1)どの商品に対して行うべきか(現在の順位や売上件数、他社状況の考慮)
(2)PRオプションをかけたあとでの順位取得とチューニング
(3)定期的なチェック
Hameeコンサルティングでは、
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