株式会社ファンジェリーは2014年10月、ARを活用した動画配信を通じて、カタログからECに誘導する取り組みを始めました。専用のアプリを利用したもので、ユーザーがカタログ載っている商品にアプリをかざすと動画を閲覧できて、ECサイトでも購入ができるというものです。カタログのみだと画像だけのイメージとなるので、動画でさらに商品の魅力を伝えます。ARとは、現実で人の知覚に与えられる情報をコンピュータによって、拡張する技術の総称です。
ファンジェリーのサービスを利用するには、ユーザーは「APP Store」か「Google Play」からアプリをダウンロードする必要があります。また、ARの活用をしているカタログは「CANDO Vol.50」です。アプリを起動するとスキャン画像が表示されるので、カタログにかざすことで、自動的に動画が再生されます。実際にモデルが着用している動画が流れるので、自分が身につけているイメージなどが想像しやすいです。通販・ECサイトのリンクも設置していて、動画を閲覧後すぐに購入できるようにしています。動画は30秒ほどで、全12種類あります。
2013年に千趣会やニッセンが発行する通販カタログにもARが活用されており、近年カタログ業界ではARとアプリの連携サービスが増加しています。
ECにおける動画は昨今増加しており、ユーザーにとっても便利ですが、制作や更新の手間がかかるのも確かです。簡単に動画をつくれ、それがしっかりと売上につながるようなモデルができあがるといいですね。また、動画の活用はSEO対策にも有効だったりしますので、自社のカテゴリ・ジャンルなども鑑みて導入検討されてはいかがでしょうか。
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