ECで売上を的確にあげていくためには、自社商品の季節要因をしっかりと把握しておく必要があります。
季節要因を把握することで売上をあげる
季節要因とは、「夏前~夏にかけて扇風機が売れる」といった四季から想定しやすいものから、「11月中旬から福袋が売れる」などの少し気づきずらいものまであります。
ECコンサルを行っている中でも、これらの季節要因に合わせた対策を行い、売上が増加するケースも多いです。
今回は、季節要因をどのように把握するかの方法を記載いたします。
まずは、楽天における季節ごとの山と谷を把握し、自社のそれと比較することで、季節要因に乗り、商品が売れるべきタイミングでしっかりと売上を作れているかをまずは明確にしましょう。
RMSから季節要因データを抽出
楽天の管理画面であるRMSのデータを活用することで、同カテゴリにおける楽天全体での売上トレンドと自社のトレンドを比較することができます。
1. 「店舗カルテ」のページ下の「購入している顧客は?」の下部分にある「もっと見る」をクリック
2. ページ上部の「売れている商品は?」にカーソルを合わせ、商品ジャンル別売上トレンドをクリック
3. 期間とカテゴリを選択
※主要商品のカテゴリを選択してください
このデータから、楽天全体で売上が増加しているが、自社が増加していない時期を特定しましょう。
その時期は売上増加余地が現在のサイトの作りでも十分にある可能性が高いです。
季節要因の山で売上増加するためには?
楽天全体で売上が上がるものの、自社で売上が上がっていない時期がある場合、原因を想定し、対策を行っていきます。
原因の多くは下記の3つに分類されることが多いです。原因と課題を明確にして、対策を行っていきましょう。
1. 楽天のキャンペーンに参加していない、または最適に活用できていない
楽天スーパーセールや楽天お買い物マラソンなど、楽天側で広告や販促を行うようなキャンペーンがあり、このキャンペーンを活用できるかどうかで売上の山が大きく変わってきます。
ECコンサルでサイトの解析をさせていただくと、70%くらいの店舗さんはこのあたりのキャンペーンをしっかりと活用できておりません。
売上増加の機会になりますので、しっかりと対策を行いましょう。
2. その時期に売れるべき商品が検索結果上位にでていない
その時期に検索数が増えるようなキーワードにおいて、検索結果の上位にでていないことで、季節需要があるキーワードでのアクセス数が増加していないケースです。
季節需要が始まる少し前の時期から商品の上位表示施策を仕込み、売上増加の山をつかめるように対策しましょう。
3. その時期に売れる商品を用意していない
福袋やバレンタイン商品など、その時期に売れる商品を用意し、検索結果においてそのキーワードでひっかける必要があります。
既存商品のセットを作ることも含め、季節要因を含む商品を作成しましょう。
上記以外の原因の場合もあるますので、しっかりと解析して課題を明確にし、対策を行っていきましょう。
Hameeコンサルティングでは、
ECコンサルサービスで楽天スーパーセールなどのイベント活用のサポートも行っております。
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