ECサイトを出店するときに、ECコンサルとしてよく質問されるのが質問の1つです。
楽天、ヤフーショッピングやAmazonなどのモールに出店するか、自社でECサイトを作るべきか。
今回は、まず楽天などのモールと自社ECサイトではどちらから出店すべきかに関して記載していきます。
結論から言いますと、ショップ様のジャンルやスタンスによってどちらともいえます。
モールと自社を判断するのに必要な情報は?
では、どちらかを判断するために必要な情報は何になるのでしょうか。
まず軸になるのが「商品」「売上を上げるまでの期間」「粗利率」の3点になります。
・商品
商品のジャンルや商品数によって、競合や市場規模(どの方が訪問者が多くなるか)などが大きく異なってきます。
出店したときに、成功確率が高いのはどちらで、成功したときの売上規模はどのくらいになるのかなどによって、楽天が自社ECサイトのどちらから出店すべきかが変わってきます。
・売上を上げるまでの期間
商品のジャンルによりますが、多くのジャンルに関しては、楽天においても自社ECサイトにおいても、それぞれの検索結果の上位に出すことがキモの一つになっておきます。
もちろんアフィリエイトやリスティング、純広なども使うことがありますが検索の上位表示は成功の条件として直接的にも間接的にも重要です。
自社の検索上位表示というのは、GoogleやYahooの検索結果に上部に表示することを示し、楽天の検索上位とは楽天の検索結果の上位に表示することを示します。
一般的に、GoogleやYahooの検索エンジンにひっかかるようになり、検索結果の上位に出すにはそれなりの時間を要します。(数か月見ておいた方がいいともいます。)また、不確実な要素が多く、上位表示もできるかどうかはやってみないとわかりません。
それに比べ、楽天の検索結果の上位に出すには、うまくいくと数時間で行うことができます。
競合の状況などにもよりますが、しっかりと注力キーワードを決めて、試作を行うと、狙ったワードで上位表示をある程度簡単にとることができます。
楽天の検索結果上位に表示させる施策を楽天SEOといい、詳細は
楽天SEOとは?楽天で勝つためのルールに記載しています。
そのため、自社よりも楽天の方が売上がでるまでの期間を短縮することが可能です。
また、Hameeコンサルティングでは
楽天SEOサービスも行っております。
・粗利率
最近ヤフーショッピングの手数料は無料になりましたが、楽天やAmazonに関しては、各種手数料がかかります。
一概には言えませんが、楽天においては売り上げの10%弱程度が手数料としてかかる想定はしておいた方がいいでしょう。
粗利率が低い商材の場合、この10%がかかることで営業利益がほとんどでなくなってしまう場合などがあります。
上記の軸をもとに、まずはどこに出店すべきかをしっかりと判断しましょう。
これから初めて出店される店舗さんにとって勝ちやすく、売上が上がりやすい「場」を選ぶことは非常に重要です。
Hameeコンサルティングの
ECコンサルサービスでは、楽天やヤフーショッピングなどのモールから自社ECサイトまで出店のお手伝いもさせていただいております。
お気軽にお問い合わせください。