2014年7月30日にLINEは株式会社フェリシモと連携して、「
LINE MALL」の出品者に対して物流代行サービスを開始しました。従来は出品者が直接購入者に商品を送っていましたが、それに加え一度フェリシモの物流センターに発送し、そこから購入者に商品を送ることもできます。配送量の多いフェリシモが商品を配送すると、コストも削減でき、全国各地で定額で発送できます。1日で最大5万個の出荷を可能としているので、配送コストが他企業に比べると圧倒的に安く抑えられています。
これまでは、出品者が配送料金を負担していて、商品の販売価格+送料を販売価格として設定していたことが多かった。しかし、購入者と出品者の住居地域によっては出品者の配送負担が増えるケースもありデメリットとなっていました。また、住所などの個人情報が必要となるため、不安と思うユーザーもいたといいます。
上記の問題を解消するため今回フェリシモと提携し、「LINE配送」を開始しました。出品者は一律定額料金で配送が可能です。
3辺の長さの合計が「~60cm」の場合、平均価格は683円~1642円ですが、「LINE配送」の場合650円となります。出品者が商品をフェリシモの物流センターに送り、フェリシモが購入者に商品を届けます。LINEが配送料金を徴収して、フェリシモに費用を支払います。
フェリシモは物流センターに来る商品に、自社のECサイトの利用を促すチラシを同梱して、「LINE配送」を収益ビジネスとして活用しています。自社チラシ以外にも他企業のチラシ・サンプルの同梱も行っていて、広告ビジネスとしています。
LINEでは先日も決済手数料無料の決済サービスをだしたりと、EC周りに大きな影響を与える動きが活発です。
BtoC向けのショッピングモールの展開を開始・強化されてくることも想定されますので、各EC事業者は楽天やヤフーショッピング、Amazonの次のモールとして重要になってくるかもしれません。
多モール展開への対応ができるような準備をじわじわとでも進めていくことをおすすめします。
Hameeコンサルティングでは
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