2014年8月28日に楽天は、宅配ロッカー「楽天BOX」を西日本鉄道の天神駅と薬院駅の2箇所で運用を始めました。ECユーザーが通学や通勤途中で注文した商品を受け取れるというもので、同年5月から大阪で先行して「楽天BOX」の運用を開始したところ、利用者が増えてきたので福岡でも展開しました。
対象にしているのは、昼間は不在で夜間の宅配を避けたい女性や日中は不在の学生、社会人です。そういった問題点を解消することで楽天市場の利用頻度を高める方針です。注文するときに専用の宅配BOXを配送先に指定すると、BOXに商品が届きます。BOXはパスワードを入力すると受け取れる仕組みになっていて、商品がBOXに届くと、ユーザーにメールでパスワードが送られます。
商品がBOXに届いてから3日を越えてしまうと、キャンセルするか、他の場所に転送するかのどちらかを選択する必要があります。こちらもメールで連絡が入ります。今後は、試験的に運用を進めながら、「楽天BOX」の設置箇所も拡大していく方針です。
「楽天BOX」は、配送先が決まっているので、コスト削減にも繋がっているので、今後は、楽天BOXの利用で配送料を安くすることも視野に入れています。
宅配boxがないマンションはまだまだ多いため、需要は非常に高いと想定されます。ただ、ロッカーの場所代や設置台などの運用コストや運用部分を考えて、一般化するにはコストが見合いづらいのではないでしょうか。コストとの折り合いをつけつつ、全国で広がってくれるとEC市場がより大きく発展していくかもしれませんね。
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