キユーピー株式会社はスキンケアの通販・ECサイト市場に参入することを発表しました。2014年12月1日に美容液と水溶液を発売予定で、子会社トウ・キユーピーが運営する通販サイト「キユーピーアヲハタネットショップ」を通じて販売します。健康食品や介護食を中心としていましたが、商品ジャンルの幅を拡大します。
1960年代からヒアルロン酸の研究を始めて、食品・化粧品・医薬品向けに国内生産の原料メーカーとして販売してきました。販売するのは「キユートピア」のスキンケアシリーズです。研究開発から生まれた機能性素材を活用しているものをスキンケアシリーズといい、今回は自社工場で製造しているヒアルロン酸を使用しています。対象年齢は40歳以上の女性で、肌の乾燥が気になるが、健康的な肌を保ちつつ、いきいきした生活をしたいと思っている女性を応援するとしています。
販売する化粧品は「モイスチャーミスト」、美容液は「ピュアヒアロ」です。価格と量は「モイスチャーミスト」が80ミリリットルの3780円で、「ピュアヒアロ」は30ミリリットルの5400円です。紙媒体を中心として通信販売をしてきたトウ・キユーピーですが、近年の消費行動に合わせてネット中心の販売に転換しています。近年では、異業種メーカーですが富士フイルムやライオンなども化粧品や健康食品の通販に参入してきています。
化粧品や健康食品業界に本業とは違うメーカーの参入が昨今相次いでいます。技術力や資本力を使用し、高粗利なジャンルでのEC展開を強化しています。これにより中小のコスメや健康食品系ジャンルのECサイトはしっかりと戦略を描いていかなくてはならなくなってきました。大手参入の中で、どのような強みでどの様なキーワードを軸にして戦うかをしっかりと見極めましょう。
Hameeコンサルティングでは
ECコンサルサービスにて無料で戦略策定を行っています。お気軽にお問い合わせください。