ヤフーショッピング独自の施策として、ストア評価ページに注文キャンセル率が表示されるようになりました。ユーザーが注文キャンセル率を確認できるようになったため、出店者はこれまで以上に在庫の見直しや設定をシビアに行っていかなくてはなりません。
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ヤフーショッピング独自の施策として、ストア評価ページに注文キャンセル率が表示されるようになりました。ユーザーが注文キャンセル率を確認できるようになったため、出店者はこれまで以上に在庫の見直しや設定をシビアに行っていかなくてはなりません。
2017年1月18日より、ヤフーショッピング内のストア評価ページにて、注文キャンセル発生率が表示されるようになりました。
「いい買物の日」や「Yahoo!プレミアム会員10倍ポイントキャンペーン」などの開催によるヤフーショッピングの利用者増加に伴い、「在庫がなくて購入できなかった」、「注文後に何らかの理由でキャンセルされた」といった注文キャンセルに関する問い合わせがユーザーから増えたことが、同施策の実施理由とされています。
ストア評価ページ内にキャンセル率を表示することで、ユーザーのショップ選びのひとつの基準とし、注文キャンセルによるトラブルやクレームを防ぐことが狙いとなっています。
楽天市場やAmazonではストアの注文キャンセル率の表示はないので、ヤフーショッピング独自の試みと言えるでしょう。
注文キャンセル率は以前からヤフーショッピングの管理画面、ストアクリエイターProのツールメニュー「注文管理」にて表示されていました。
この数字が今回の施策実施により、ヤフーショッピング内のストア評価ページにも表示されるようになっています。
出店者が行う設定は一切ありません。注文キャンセル率の掲載場所や更新日、計算などは下記のように公表されています。
(※1)キャンセル数は上記注文数のうち、対象期間(当日から数えて9日前から98日前までの90日間)の注文のうち、欠品などが理由のストア都合で注文キャンセルされた件数。
キャンセル理由が「注文者(お客様)都合」の注文は、キャンセル率集計の対象外。
現時点では注文キャンセル率に基づく、ヤフーショッピングから出店者へのペナルティはありません。
ただ、今後はペナルティ発生の可能性もゼロとは言えず、何より注文キャンセル率が高いショップはユーザーから敬遠されます。
同じ商品を扱っているA店とB店があり、A店の注文キャンセル率が1%未満、B店の注文キャンセル率が6%であれば、多くのユーザーは前者から購入するでしょう。出店者は注文キャンセル率低下のために、在庫の見直しや設定などを定期的に行っていく必要があります。
ストアクリエイターProの『設定』より「在庫管理設定」を行っている場合でも、「在庫数を超えた注文が入った場合」で「注文できない」ではなく「注文できる」を設定していると、在庫がなくてもユーザーは注文可能になります。
また、「注文できない」に設定していても、『商品・画像・在庫』の「ページ編集」で商品ページの「在庫数を超えた注文」が「注文可能」となっていると、この商品ページの設定が優先されるので注意です。注文キャンセル率が高い場合、まずこちらを確認しましょう。
注文キャンセル率の表示前と表示後のCVR(購買率)の確認も必須です。実施前と実施後でアクセス数に大きな変動はなく、購買率が下がっているようであれば、注文キャンセル率表示の影響の可能性も考えられます。その場合は在庫の見直しなど注文キャンセル率の改善を図りましょう。
前述したように、注文キャンセル率が高いと分かっているショップで、あえて商品を購入するユーザーはいません。在庫と同じく、購買率に関しても定期的にチェックし、数字の変動を見逃さないことが大切になります。
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