前回はECサイトにおけるアフィリエイトの概要に関して記載しました。
今回は、ECサイトでどのようにアフィリエイトを活用していくのかを記載していきます。
自社のアフィリエイトとモールのアフィリエイト
ECサイトでアフィリエイトを活用する上で、まずは自社の商品がアフィリエイトに適しているかどうか、自社ショップか楽天やヤフーショッピングなどのモール内ショップなのかを判別する必要があります。
アフィリエイトは大きく2つの種類が存在します。
1. 自社で各ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)などと契約する
2. 楽天やヤフーショッピング、Amazonなどのモールが契約しているアフィリエイトプログラムに入る
モール契約のアフィリエイトの掲載先
1の場合の掲載面の多くは個人アフィリエイターが作成した各メディアやブログなどがメインになります。
2の場合は大手のIT企業などが作成したアフィリエイト用メディアがメインとなります。
この場合、いわゆるポイントサイトであることが多く、ユーザーが商品を購入すると、一部のポイントをユーザーに還元することでユーザーにそのポイントサイト経由での購入を促していることが多いことからショップのリピートには1と比べるとつながりづらかったりします。
次に、アフィリエイトはアフィリエイターが稼げると思う商品の訴求が活性化する傾向にありますので、商品の粗利率が高く、広告費が潤沢な商品が多くなります。
その結果、現状自社でアフィリエイトを行っている中で活発な市場は美容健康系、コスメ系などの高粗利商品です。
これらの商品はアフィリエイターへの報酬率を100%以上に設定していることも多く、1万円の商品が売れるとアフィリエイターに1万円以上の報酬が入ることもよくあります。
数年前は報酬率を100%程度にすればある程度、アフィリエイト経由で売上があがりましたが、ここ最近は各社が報酬率を上げすぎた影響からか、100%にするだけではなかなか数がはけません。
そのため、多くのPV(ページビュー:ページの表示回数)があるメディアやブロガー(ブログを書く人)に対して交渉して訴求を強化してもらったりするなどしてボリュームを増やしていく必要があります。
ASPのなかでも、少数精鋭の会社で独自にメディア開拓やブロガー開拓をおこなっており、普通に大手ASPと契約して報酬率をあげるだけでは出ないような売上をだせることがあります。
次回、各社ASPの特徴と選び方を記載していきます。
ECサイトのASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)選び